横浜家具は、横浜で製作された西洋家具のことを指します。この家具は、海外から持ち込まれた家具の修理をしたことがきっかけとなって横浜で発祥したもので、現在も作られ続けています。横浜家具は西欧風の木製家具であり、洗練されたデザインと高い品質で知られています。横浜には多くの家具ショップがあり、アンティークからモダンまで幅広いスタイルの家具を取り扱っています。例えば、横浜家具ダニエル元町本店では、洋家具発祥の地である横浜で、クラシックソファやアンティーク家具を展示しています。また、MF6は在庫量が豊富なアンティークショップで、イギリスやオランダ、アメリカなどから買い付けた家具を取り扱っています²。さらに、ビックリユースではオフィス家具を幅広く取り扱っており、有名なブランドの家具も揃っています³。横浜近郊でおしゃれな家具を探す際には、これらのショップを訪れてみると良いでしょう。

　横浜家具の歴史は興味深いものですね。横浜家具は、日本で初めて西洋家具を製作した場所として知られています。その起源は19世紀にさかのぼります。

　横浜は、幕末から明治時代にかけて外国との交流が盛んであり、外国から持ち込まれた家具の修理や改修が行われていました。このことが横浜家具の発祥となりました。当初は外国からの家具を修理することが主な仕事でしたが、次第に日本独自のデザインや技術を取り入れた家具も製作されるようになりました。

　横浜家具は、洗練されたデザインと高い品質で評価され、多くの人々に愛されています。現在でも横浜周辺で伝統的な家具作りが続けられており、アンティークからモダンまで幅広いスタイルの家具が製作されています。 

　横浜家具の特徴は、洗練されたデザインと高い品質です。これらの家具は西欧風の木製家具であり、クラシックなスタイルからモダンなデザインまで幅広く取り揃えられています。 横浜家具は、日本で初めて西洋家具を製作した場所としても知られており、その歴史的な背景も魅力の一つです。 また、横浜家具ダニエル元町本店やビックリユースなど、横浜周辺には多くの家具ショップがありますので、おしゃれな家具を探す際には訪れてみてください。

　横浜家具の指物師は、伝統的な洋家具を製作する職人を指します。この技術者は「指物師」と呼ばれ、日本においては横浜クラシック家具の製造に携わっています。指物師は、箱や机、長持などの家具を板材をさし合わせて組み立てる専門職人であり、その技術は優雅で精緻な細工が特徴です。横浜クラシック家具の歴史は幕末にさかのぼり、イギリスからの洋家具の修理をきっかけに発祥しました。その後、日本独自のデザインや技術を取り入れて、洋家具の生産が始まりました。

　指物師は、洋家具の製作において重要な役割を果たす職人です。彼らの技術は以下のような特徴を持っています。

1. 組み立て技術：指物師は、板材を組み合わせて家具を組み立てる技術を持っています。これには継ぎ目の精密な加工や接着剤の適切な使用が含まれます。

2. 細工技術：洋家具は細部にこだわりがあり、装飾的な細工が求められます。指物師は、彫刻や装飾的な彩色など、家具の美しさを引き立てる技術を熟知しています。

3. 材料選定：指物師は木材の種類や特性に詳しいため、適切な材料を選定します。木目や色合いを考慮して、家具に最適な材料を選ぶことが重要です。

4. 修理技術：洋家具は長く使われることが多いため、修理技術も重要です。指物師は、古い家具の修理や改修を行い、その美しさを保ちます。

　椅子職人は、椅子の製作や張り替えなど、椅子作りを専門とする職人です。彼らは素材の選別や加工、デザインなどの段階から椅子を製作する職人と、使用感が出た椅子の生地を張り替えて一新させる椅子張り専門の職人に分けられます。椅子職人には国家資格である「家具製作技能士資格」や「椅子張り技能士資格」があり、専門によってどちらかを取得することで顧客の信頼度もさらに高められます。

　椅子職人は、手先が器用で一つのものを作ることに対する集中力とこだわりが求められます。物を「買う」だけでなく「作る」「直す」時代になりつつある現在、ぬくもりあふれる手作りの椅子を作ることへのこだわりが重要です。また、一緒に働く他の職人と協力し合うことも大切なので、人の気持ちを考えることができるという心がけも必要です。

　椅子職人を目指すなら、家具製作会社や工房に入って見習いから修業を積むのが一般的です。国内外のコンクールに出展して客観的な評価を得ることも経験として良いでしょう。

　家具製作技能士は、家具の製作に必要な技能を有することを証明する国家資格です。この資格は技能検定制度の一環で、家具手加工作業、家具機械加工作業、いす張り作業の3つの分野に分かれています。それぞれに1級と2級があり、受験資格として2級は2年以上、1級は7年以上の実務経験が必要です。

　家具製作技能士の試験は学科試験と実技試験から成り立っており、合格することで資格を取得できます。この資格は家具職人としてのスキルを証明するものであり、家具製造会社や中小規模の工房で活躍することが期待されています。

　家具製作技能士の取得には練習と努力が必要ですが、手先が器用で木材を扱うことに興味がある方に向いています。また、オリジナルの家具を作りたい方や細やかな作業に耐えられる体力を持つ方にも適しています。

　試験の難易度は一般的に「普通」から「簡単」の範囲にありますが、資格取得だけでなく、試行錯誤と努力を重ねて高いレベルを目指すことが大切です。

　椅子張り技能士は、国家資格で家具製作技能士の一つです。この資格は椅子張りの技能を証明するもので、実地試験を受けて取得します。以下に詳細を示します。

- 二級椅子張り技能士：2年以上の実務経験がある方が受検できます。

- 一級椅子張り技能士：7年以上の実務経験者、または二級合格後2年以上の実務経験を経て受検できる資格です。

　家具の彫刻師は、木地師が製作した家具や小物の木地に彫刻を施す専門職人です。彼らは木地に伝統的な彫刻模様を施し、美しさと個性を引き立てます。軽井沢彫りや木彫のオーダーメイド作品を手がける彫刻師たちは、以下の工程で作品を形にしています。

1. 下絵描き：木地に鉛筆で大まかな印を付け、花や枝のデザインを考えます。

2. ノミ打ち：模様の輪郭を『叩きノミ』や切り出し刀で出します。

3. 地ざらい・葉つき：輪郭の周りを綺麗にさらい取り、桜や葡萄の立体感を表現します。

4. ひっかき：雄しべや葉脈を独特の道具で表現します。

5. 星打ち：木槌で星を打ち込み、最後の細かい模様を施します。

　彫刻師は、木材の知識と高度な家具作りの技術を持ち、木地に彫刻を施すことで家具に独自の美しさを加えています。

　塗師屋（ぬしや）は、漆器を製作・販売する職人を指します。彼らは木地に伝統的な彫刻模様を施し、美しさと耐久性を高めるために漆を丁寧に塗ります。また、塗師屋の家は漆器作業を行う場所であり、その配置は「住前職後」と呼ばれています²³。輪島塗などの伝統的な漆器を手がける塗師屋は、日本の美しい文化を守り続けています。

　ダイニングテーブルは、食事をするためのテーブルで、家庭や飲食店などで使用されます。様々なサイズやデザインがあり、お部屋のスペースやインテリアに合わせて選ぶことができます。以下はいくつかのダイニングテーブルの通販サイトと、おすすめの商品です。

　ダイニングテーブルを選ぶ際には、いくつかのポイントを考慮すると失敗しないでしょう。以下にダイニングテーブルの選び方を紹介します。

1. サイズは最も大事なポイント

    - ダイニングテーブルの大きさは、家族の人数や使う人の人数、スペースの広さによって決めましょう。

    - 一人が食事をするベストなサイズ感は、幅60cm×奥行40cmです。これに使う人数を掛け算してテーブルの大きさを基本にし

　ましょう。

    - チェアを動かす範囲も考慮して、スペースにゆとりを持たせることが重要です。

2. ダイニングテーブルの素材

    - 基本的には木製が一般的です。無垢材は高価ですが価値が高く、色は素材で9割決まります。

3. チェアはセットがおすすめ

    - ダイニングテーブルと一緒にセットで購入することをおすすめします。

    - チェアを別に用意する場合は、座面の高さに注意しましょう。

　ナラ材は、ブナ科の広葉樹で日本では古くから使われてきた木材の一つです。その木肌の凹凸感から来る素朴さがナチュラルな雰囲気をふんだんに醸し出し、空間を優しく彩ってくれることから家具材や建材としても高い人気を誇ります。また、堅く重厚で耐久性に優れていることから、住まいに関するものだけでなく、船やウイスキーやワインの樽の材料としても重用されてきた木材です¹³。ナラ材は、見た目の美しさと深みを増すことで、使い込むほどに価値を高める家具になります。

　ナラ材のお手入れ方法は、無垢フローリングや家具によって異なりますが、以下のポイントを参考にしてください。

1. 無塗装のナラ無垢フローリング

    - 普段は乾拭きで拭いてください。

    - 1〜3か月に1度、硬く絞った雑巾で水拭きをして汚れを落としましょう。

    - 1年に2回ほどオイルやワックスを塗り、ひび割れを防止する必要があります。

2. オイル塗装のナラ無垢フローリング

    - 汚れがついたら雑巾で乾拭きし、硬く絞った雑巾で拭いてください。

    - 頑固な汚れはサンドペーパーで削り落としてから再塗布しましょう。

    - メンテナンスには蜜蝋ワックスを使用します。

3. ウレタン塗装のナラ無垢フローリング

    - 化学モップやフロア用のお掃除シートを使用してください。

　ダイニングチェアは食卓で使うための椅子で、一般的には背もたれが付いています。選ぶ際には、座り心地やデザイン、しっかりした作りなどを考慮することが大切です²。以下に、おすすめのダイニングチェアと選び方のポイントをご紹介します。

　インテリアコーディネーターおすすめのダイニングチェア

- TECTA B20 DINING CHAIR: バウハウスのデザイン思想を受け継いだシンプルで機能的な美しい椅子です。スチールパイプとプラ

　　　　　　　　　　　　スチックコードを組み合わせており、座り心地も抜群です。

　ダイニングチェアの選び方

1. 形・デザインを決める

   - 肘なしタイプ: シンプルでコンパクト。狭いスペースに向いています。

   - 肘付きタイプ: 肘部分が支えになりますが、重いこともあります。

   - 回転タイプ: 座面が回転するので出入りが楽。スペースを考慮して選びましょう。

   - ベンチタイプ: 背もたれがなく、座る人数を変えられます。

   - ソファタイプ: 食事からくつろぎまで使える多機能な椅子です。

2. ダイニングチェアのサイズ選び*

   - 座面の高さを計算し、正しい姿勢で座れるか確認しましょう。

   - 床とかかとがちゃんと合う高さを選びます。

　ダイニングチェアを選ぶ際には、座り心地やデザインだけでなく、差尺（座面の高さとテーブルの天板の高さの差）や靴を脱いで試座することも大切です。

　ダイニングチェアの素材は、座り心地やデザインに影響を与えます。以下にいくつかおすすめの素材をご紹介します。

1. 木製（ウッド）

   - 木製のダイニングチェアは温かみがあり、自然な雰囲気を醸し出します。

   - メープル、オーク、ウォールナットなどの木材が一般的です。

   - 木目が美しく、耐久性もあります。

2. 金属（メタル）

   - スチールやアルミニウムなどの金属製のダイニングチェアは、モダンでシンプルなデザインが特徴です。

   - 軽量で丈夫なため、移動や掃除が簡単です。

3. 布張り（ファブリック）

   - 布張りのダイニングチェアは柔らかく、座り心地が良いです。

   - カラフルな生地や柄を選ぶことで、インテリアにアクセントを加えられます。

4. 合成素材（プラスチックやアクリル）

   - プラスチックやアクリルのダイニングチェアは軽量でお手入れが簡単です。

   - 透明な素材は空間を広く見せる効果があります。

　ビニールレザー（フェイクレザーまたは合皮）は、塩化ビニル樹脂で布を被覆したもので、模造皮革の一種です²。以下にビニールレザーの特徴と使い方を詳しく説明します。

　ビニールレザーの特徴

- 耐久性: 汚れや水に強く、ソファや椅子の張り生地、車やバイクのシートに適しています。

- コスト効率: 天然皮革よりも低価格であり、気軽にDIYプロジェクトに利用できます。

- デザイン性: カラーバリエーションが豊富で、リアルな本革に似た見た目もあります。

　 ビニールレザーの用途

- 家具: ソファ、椅子、ベンチなどの張り生地として。

- アクセサリー: 鞄、靴、財布、スマートフォンケースなど。

- スポーツ用品: ボール、グローブ、バッグなど。

- ステーショナリー: ファイルカバー、ノートカバーなど。

　ビニールレザーと本革の選択は、個人の好みや用途により異なりますが、以下にそれぞれの特徴を比較してみましょう。

1. ビニールレザー

   - メリット

       - コスト効率が高い。

       - 耐久性があり、汚れや水に強い。

       - リアルな本革に似た見た目がある。

   - デメリット

       - 本物の革の風合いや質感を完全に再現できない。

       - 長期間の使用には耐久性が限られる。

2. 本革

   - メリット

       - 高級感があり、風合いが豊か。

       - 独自の経年変化が楽しめる。

       - 高い耐久性と長寿命。

   - デメリット

       - 高価。

       - メンテナンスが必要。

　どちらを選ぶかは、予算、デザイン、使い勝手、お手入れの面で考慮するべきです。もし高級感や本物の風合いを重視する場合は、本革を選ぶことをおすすめします。一方で、予算を抑えて気軽に使いたい場合は、ビニールレザーが適しています。 🌟

　サイドボードは、高さが60cm〜90cm程度の背の低い収納家具全般を指します。17世紀初頭のヨーロッパで生まれ、食事の補助をする家具として使われていました。もともとはダイニングテーブルの横で食器やカトラリー類を収納していたのが始まりでしたが、現在は汎用性が高く、食事の席以外でも使われるようになりました。

　サイドボードは、他の家具と比較してどのような違いがあるか気になりますよね。以下に、サイドボードと他の家具の違いを具体的に説明します。

- キャビネット: 扉付きの収納家具で、幅や高さがあるため収納力が高い。書籍やファイル類の収納に使われることもあります。

- テレビ台: AV機器の配置や配線を工夫できるように設計されている。視聴時の視線の高さに注意が必要です。

- チェスト: 衣類やアクセサリーの収納に使われる家具で、引き出し付きのものが多い。

- キッチンボード: キッチン用品を収納する家具で、背が高め。家電設置用のコンセントが内蔵されていることもあります。

- リビングボード: リビングに置く収納家具の総称で、形やサイズはさまざま。壁面収納や重たいステレオの置き場所としても使 

  われます。

- ローボード: サイドボードより背の低い、横長な収納家具。一般的にはサイドボードと同じような用途で扱われます。

　サイドボードは、キッチンやリビングで多用途に使えます。食器棚やテレビ台、本棚、ベッドサイドの収納としても活躍します。選ぶ際にはデザインや掃除のしやすさ、素材やカラー、脚の有無などを考慮しましょう。

　衝立（ついたて）は、部屋内で仕切りや目隠しとして使われる家具のことです。これは、プライバシーを保ちつつ、視覚的な遮断を可能にします。特にオフィスでは、周囲からの視線を遮ることで集中力を高め、効率的な仕事環境を提供するために用いられます。衝立を設置する目的は次の4つがあります。

1. 視線を遮る: 対面型のデスク配置や、入口や通路に面した席では、周囲からの視線が集中しやすいため、作業に集中するのが難しくなることがあります。そこで、デスクトップパネルやローパーテーションを設置して視線を遮ることでプライバシーを保ち、集中力を向上させることが可能です。

2. 動線を分ける: 衝立やパーテーションを利用することで、オフィス内の異なるエリア（執務スペース、会議スペース、リフレッシュスペースなど）を効果的に区分けし、社員の動線を明確にすることができます。これにより、業務の効率化はもちろん、仕事と休憩の切り替えをスムーズに行うことができます。

3. 音を遮る: 会議室や打ち合わせスペースなど、プライベートな会話が行われる場所には、遮音性の高い衝立やパーテーションの設置が効果的です。これにより、外部からの音の侵入を防ぎ、内部からの音漏れも最小限に抑えることができます。

4. セキュリティを確保する: 衝立やパーテーションを用いたセキュリティ対策は、オフィスの安全性を高めるのに効果的です。エントランスからの無関係者の立ち入りを制限し、執務スペースには権限を持つ担当者のみがアクセスできるよう区切ることができます。

　衝立を選ぶ際には、種類、高さ、素材、機能などを考慮することが大切です。自立型、吊り下げ型、上下突っ張り型、可動型など、用途に合ったタイプを選ぶことで、効果的な空間作りができます。

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　最初の山手西洋館、「イギリス館」を観光した映像Ⅴです。

　イギリス館の紹介

　「コロニアルスタイル」は、世界の主要国が植民地や占領地に故国の建築様式やインテリアスタイルを残した様式を指します。具体的には、17～18世紀にイギリス、スペイン、オランダなどの植民地で発展した建築・工芸の様式です。アメリカでは、イギリスの古典主義建築を取り入れつつ、新大陸向きの実用性を加味した「アメリカンコロニアルスタイル」も発展しました。

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　最初の山手西洋館、「イギリス館」を観光した映像Ⅵです。

　イギリス館の説明です。

　サー・ラザフォード・オールコック（Sir Rutherford Alcock）は、イギリスの外交官で、日本の幕末に初代駐日総領事として活躍しました。彼は1858年に日本に着任し、日英修好通商条約の批准書交換を行い、神奈川を開港させました。また、富士山登山の記録も残しています。

1. 日英修好通商条約の批准書交換：1859年に日英修好通商条約が締結され、神奈川、長崎、箱館の3港が開港されました。オールコックは初代駐日総領事として、この批准書交換を成功裏に行いました。

2. 日本の開港地の選定：神奈川と横浜の開港地を巡り、オールコックは実利的な視点から横浜を支持しつつ、条約遵守を要求し

　ました。

3. 富士山登山の記録：外国人として初めて富士山に登頂したことで知られています。

4. 日本の民衆と農村の観察：彼は日本の農村の幸せそうな光景を記録し、日本の平和で実り豊かな風景を称賛しています。

- 生い立ちと医学の道

    - 1809年にロンドンで生まれ、医師の父のもとで育ちました。

    - 医学を学び、イギリス軍の軍医として活動しましたが、リウマチにより医師としての道を断念しました。

- 外交官としてのキャリア

    - 外交官に転身し、中国で福州領事として働きました。租界管理や領事裁判権などの業務で成果を挙げました。

    - 1859年に日本に赴き、初代駐日総領事に任命されました。日英修好通商条約の批准書交換を成功裏に行い、神奈川、長崎、

　箱館の3港を開港させました。

- 富士山登山と日本の印象

  - 1859年に外国人として初めて富士山に登頂し、その記録を残しました。

  - 日本の農村の幸せそうな光景を称賛し、「平和で実り豊かに満ち足りている」と記しています。

　文久３年（1863年）には、横浜の山手地区にイギリスとフランスの軍隊が兵舎を設けて駐屯していました。彼らは外国人の安全を守るために配置され、居留地の防衛に貢献していました。居留地は外国人のために設けられたものでしたが、日本人も許可を得て居住・営業することができました。横浜の開港場の中心部は川と海で囲まれており、出入のための橋のたもとに関所があって、不審人物を取り締まったため、「関内」という呼び名が生まれました。関内の東側半分が山下居留地に当たります。

　山手115番の歴史について。

　山手は、横浜市内に広がる閑静な住宅地で、旧外国人居留地として発展しました。以下に山手の歴史的な要点をご紹介します。

1. 開発の始まり: 山手は1867年（慶応3年）に外国人に開放され、明治初期に道路が整備され、公園が開園されました。この時期に山手の街の骨格が形成されました。

2. 外国人居留地: 山手は外国人の居住地として発展し、西洋館や外国人墓地などの歴史的・文化的資源が多く残されています。外国人の安全を守るためにイギリスとフランスの軍隊が駐屯していました。

3. 景観と緑: 山手は丘陵地に位置し、海から見ると切り立った崖の上にあるため、「THE BLUFF（断崖、絶壁）」とも呼ばれています。山手からは周辺の市街地や港を展望できます。また、緑豊かな街並みが特徴で、公園や高木が景観を彩っています。

4. 歴史的建造物: 横浜市では山手の歴史的な建物を保全し、公開しています。例えば、「山手111番館」は1926年に建てられたアメリカ人の家であり、「山手133番館」は1930年頃に建てられた建物です。

　上海の大英工部総署は、英国総領事公邸として建てられた歴史的な建物です。1937年（昭和12年）に、上海の大英工部総署の設計によって横浜市山手町に建てられました。この鉄筋コンクリートの2階建ての洋館は、広い敷地と建物規模を持ち、東アジアにある領事公邸の中でも上位に格付けられていました。主屋には広々としたテラスや寝室、化粧室があり、庭や港の眺望を楽しむことができます。現在は横浜市イギリス館として一般公開されており、展示室や復元された寝室も訪れることができます。詳細は以下の通りです。

- 所在地: 横浜市中区山手町115-3

- 開館時間: 9:30～17:00（第4水曜日および年末年始を除く）

- 入館料: 無料

- アクセス: 公共の交通機関をご利用ください

- 問合せ先: 横浜市イギリス館 TEL・FAX：045-623-7812

　大英工部総署は、歴史的な出来事を多く経験してきました。

1. 第二次世界大戦: 1941年の真珠湾攻撃を受けて、日本と連合国との間で戦争が勃発しました。この時期、上海は激しい戦闘と占

  領の舞台となりました。大英工部総署もその影響を受け、戦争の進展によって様々な変化を経験しました。

2. 日中戦争: 1937年から1945年までの日中戦争（または中国抗日戦争）では、上海は日本軍と中国軍の激しい戦闘の舞台でし

  た。大英工部総署もその影響を受け、戦争の進展によって様々な変化を経験しました。

3. 上海租界の終焉: 1943年に日本は上海租界を併合し、外国人居住者は一部が帰国し、一部は日本の支配下で生活を続けまし

  た。大英工部総署もこの変化に巻き込まれました。

　横浜市イギリス館は、神奈川県横浜市中区山手町の港の見える丘公園内にある西洋館で、英国総領事公邸として建てられました。

　以下に詳細な歴史をご紹介します。

- 建物の完成: 1937年に、イギリス軍駐屯地跡にあたる現在地に鉄筋コンクリート構造の地上2階・地下1階建のイギリス総領事公邸として完成しました。設計にはイギリス政府工務局上海事務所が携わり、東アジアにおけるイギリスの在外公館の営繕を所管していました。

- 歴史的出来事: この総領事公邸が完成した1937年に日中戦争が勃発し、1941年12月に日本がイギリスとアメリカに宣戦布告すると両国の大使館員は日本の監視下に置かれました。戦争の影響を受けつつも、公邸はそのまま残りました。1969年に総領事が本国に引き揚げた際に公邸の土地と建物が競売にかけられ、横浜市が買収しました。

- 現在の利用: 現在は港の見える丘公園の施設として「横浜市イギリス館」の名称でホールや会議室が整備されています。1990年には横浜市指定有形文化財に指定されており、2階の展示室と復元された寝室を一般公開しています。

　長年の風雨に打たれた感じがありますが、「イギリス館の一般展示室の案内」です。

　イギリス館の庭園を散策しました。今回は訪れた時期が１１月末なので、このような感じでしたが、春や夏、秋に訪れたら美しい庭園を見ることができるかもしれません。